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冬至

【女子ソフトテニス部】2024年12月25日

成功は必ずしも約束されていないが、成長は必ず約束されている。

サッカー元日本代表監督、ザッケローニ氏の言葉です。人が努力するのは言うまでもなく成功することが目的です。スポーツならば、試合に勝つこと、そのために日頃の練習にも取り組んでいます。しかし、練習を頑張ったからと言って試合に必ず勝つとは限りません。そのときの環境やタイミング、相手の努力量が自分よりも上回っているときは必ず成功するとは限らないんです。しかし、その努力によって人間として成長できることは間違いないです。一生懸命やった先には充実感や満足感といった自分の成長を感じることができ、今までにない世界が見えるようになってきます。次のステップに進むための冬を乗り越えます。この冬でどれだけジブンゴトとして意識を高めて練習に取り組むかが、春先で目指す自分の姿になれるかどうかの境界です。

 

 

先日、12/13~15にパークドームで開催された九州高等学校新人ソフトテニス競技大会に参加させて頂きました。初出場の昨年から1年が経ち、沖縄に代わって今年は熊本のパークドームでの開催で、天候は真逆。ドーム内ということもあり周囲の環境への適応力も試されます。

大会期間中も水俣高校さん、熊本北高校さん、先輩方にも来てもらい一緒に練習させて頂き、本当にありがとうございました。個人戦は15日(日)に行われましたが、前日の団体戦は部員全員で午後から試合観戦をしました。九州上位のプレーに圧倒されながらも、こういうプレーができたら...今の場面で自分だったらこうしたけど...などしっかりと考えを持って試合にのめり込んでいました。心を動かされたようです。

 

 

12/15(日)。初戦は長崎県の九州文化学園高校です。前半はサーブが安定しなかったもののG2-1。ですが、何か今一つ流れに乗り切れません。要所要所に良いプレーはあるものの、その後のミスが単発で攻め方も単調になってしまいました。結果としてはG2-④敗け。チャンスはいくつもありましたが、そこを見逃して勝てる場相手ではありません。ミスの仕方を考えて、自分の勝負したい場面を作る。「自分から先に仕掛ける」という姿勢が大事だと感じました。

その後も他の選手たちの試合を観戦しましたが、上位に行く選手たちはやはり「余裕」と「メリハリ」がありました。特に前衛は「見る球」と「勝負する球」がはっきりしており、プレーに思い切りが良い。後衛はしっかりとラケット振り切って狙ったボールを再現できている。特に、バックハンドはフォアと同じくらいのボールを打つ選手もいました。うちとは全く違います。知らないプレーがたくさんありました。

早速その後の練習からバックハンドの強化を始めています。明らかに”打ってない”ことが弱点になっているので、まずはそこを日頃から改善しようと重きを置いて練習しています。

 

 

九州大会が終わった翌週、12/21(土)は長崎県の島原高校さん、福岡県の筑紫台高校さん、城南高校さんをお招きして練習試合をしました。雨予報が心配でしたが、何とか最後まで保ってくれました。遠い所からお越し頂いてありがとうございました。

錬成会での課題をもとに、「カウントを意識して次の攻めを考える」、「サービスゲームをキープするための攻め方を考える」を念頭に臨みましたが、当然すぐにはできるものではないです。ファーストサーブの確率が低いため、サービスゲームを取ることがほとんどありません。その上、競ったゲームの次のゲームをあっさり落としてリードを許すなど、大事な場面を見逃してしまうことが相変わらず多い。まだまだ再現度は低いですが、それを知るための練習試合です。あとは自分たちがどれだけ向き合っているか。ここからは一人一人の意識の問題です。

 

 

 

高校は冬休みに入り、2024年も終わりが近づいてきました。今年の最後は12/28(土)にup withさん主催の大会に参加させて頂いて2024年を締めくくります。1つでも何かを収穫して終わる大会にしたいと思います。

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