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2017年03月15日
3月10日に競歩会を実施しまた。今年も寂心緑地を目的地とし、片道約7km、往復14kmの道のりを歩きました。
8時30分より中庭にて開会式を行いました。式に先立ち、生徒会副会長の村上くん(2JS3 三和)の号令で、6年前に多くの犠牲者を出した東日本大震災への黙祷を捧げました。その後に生徒会長の橋口くん(2JS3 宇土鶴城)による開会宣言が行われました。学校長挨拶では、「健康でいられることへの感謝と、互いに助け合う心を持ちながら歩きましょう。」と話しをされました。その後は全員で準備運動を行い、9時に学校を出発しました。
当日は天候に恵まれ、温かい日差しを浴びながら皆元気一杯で目的地に向け歩みを進めました。中にはゴミ袋を片手に、落ちているゴミを拾いながら歩く生徒もいました。職員も生徒と一緒に歩いたり、交差点などの危険個所の誘導を務めました。10時30分頃には全員が寂心緑地に到着し、生徒会が点呼を行いました。短い休憩をした後、学校へ向けて復路に就きました。12時ころには学校に到着し、文徳会の皆様が準備されたシュークリームと飲み物が全員に振舞われ、生徒は皆喜んでいただきました。心地よい汗をかき、友と歩きながらいろいろな話しができたことで、生徒もリフレッシュできたようでした。
2017年03月13日
2017年03月08日
2017年03月07日
2017年03月04日
2月28日に、第56回卒業証書授与式を挙行しました。平成28年度の卒業生は416名。それぞれが文徳で過ごした3年間に思いを寄せ、厳粛な面持ちで高校生活最後の学校行事に臨みました。
国歌斉唱の後、担任が生徒一人ひとりの名前を呼び上げ、生徒は返事をしてその場に起立して行きます。普通科333名を代表して姫野くん(3JS2文徳中)に、理工科83名を代表して植野くん(3T2岱明中)に卒業証書が授与されました。
学校長式辞では荒木学校長より、熊本地震直後、ボランティア活動に取り組んだ卒業生への感謝の言葉、卒業後に重要となる責任感と判断力について述べられました。また、宇宙飛行士の若田光一さんの言葉を引用して「自分の人生に夢を持とう」「夢を実現するために努力を続けよう」「自分の置かれている所から離れてみよう」という今後の人生における指針ともなる言葉が紹介されました。今後の生活環境や社会情勢の変化に対応しながらも、他人の痛みや悲しみに心を砕くことのできる社会人となることを期待する旨が伝えられ、最後に「文徳は皆さんにとって永遠のふるさとです。」との言葉が贈られました。
理事長祝辞では中山理事長より、寺田虎彦の自然観、災害観を踏まえて仁愛の心の大切さを、熊本地震のボランティアに参加した卒業生への感動の気持ちとともに述べられました。今まさに変革の時にあるこの不確実で厳しい時代を生きていくためには、人を慈しむ心が必要であるとのお話を、卒業生は真剣な面持ちで傾聴していました。
文徳会会長の祝辞では園田会長が、来年から何らかの組織に属する卒業生に向けて、リーダーの示す理想を自分のものとして主体的に動くという「フォロワーシップ」の大切さをあげられ、知識・経験のない所に閃きは生まれないのだから、まずはその蓄積を大切にするように。とのお話をいただきました。
その後は来賓紹介、祝詞祝電披露、そして吉野さん(3JSS文徳中)への熊本県知事賞授与が行われました。送辞では、橋口くん(2JS3 宇土鶴城中)が、常に模範となってくれた先輩たちへの感謝の気持ちを述べてくれました。答辞は、熊本地震後、寮が閉鎖された状況でも南阿蘇の自宅に帰省できず、本校体育館での避難生活を余儀なくされながら、ボランティア活動に取り組んだ藤本くん(3F2 白水中)が述べました。藤本くんは、地震の直後から体育館で寝泊りしながら助け合って生活したときの「ありがとう」の言葉の大切さを感じ、それから「つらい時こそ笑顔で進まなければ」という気持ち持つようになったことを語り、「これから警察官になる上でもその気持ちを大切にして励んでいきたい。」と涙を必死にこらえながら述べてくれました。最後に「仰げば尊し」、「蛍の光」、「校歌」の斉唱で式は終了しました。
式後には、児玉くん(3F5 玉東中)による記念品贈呈、保護者代表森さんの謝辞、保護者への諸連絡の後、各クラスに移動して、一人ひとりに卒業証書が手渡され、高校生活最後のホームルームで卒業生の高校生活は締めくくられました。ホームルーム終了後も、校内に残ってお世話になった職員に挨拶をして回ったり、友人と写真を撮り合ったりする姿が見られ、この文徳高校で過ごした3年間が充実したものであったことを物語っていました。