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2025年4月10日
生徒および保護者の方々へ 校長室から4月
2025.4.10
いよいよ令和7年度が始まりました。今年は、3月に寒い日が続き校庭のサクラの開花が遅れ、サクラが散ってしまわずまだ残っています。1号館前のプランターにはチューリップ、体育館入口の登校坂にはシバザクラが美しく咲き誇っています。
本校では、4月7日に新任式・始業式、4月8日に入学式を高校と中学校のそれぞれで行いました。卒業生を送り出し寂しい思いをしていましたが、多くの新入生を迎え、賑やかな日々が戻っています。4月9日から中学、高校ともに新入生研修を実施しています。高校は、9日の午後に対面式と部活動紹介を行いました。新1年生は、2年生・3年生との初めての対面で少し緊張した様子でしたが、生徒会長の歓迎の言葉で、新入生も安心したのではないかと思います。私からは、本校の生活信条に触れ、上級生には「一、人の立場を深く理解する」こと、新入生には 「一、礼儀作法を実践する」ことを話しました。対面式を無事に終え、今年の部活動紹介では、相撲部の意表を突いたピアノ演奏など工夫を凝らして部の魅力を更にアピールし盛り上げてくれました。生徒諸君が体育系、文化系問わず、部活動にも積極的に取り組んでくれることを期待しています。
また、4月7日の始業式の前には、表彰披露を行い、春休み中の部活動の大会等での入賞者が紹介されました。硬式野球部は、4月5日にリブワーク藤崎台球場で3月20日から開催された第156回九州地区高校野球熊本大会の決勝戦に臨み、1対4で敗れたものの準優勝という素晴らしい結果を残しました。軟式野球部も3月29日に山鹿市民球場で第65回九州地区高校軟式野球熊本大会の決勝戦に臨み、0対1で惜敗し準優勝となりました。
さて、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同じ五類感染症に移行し2年が経とうとしています。随分とその対応も変化しており、通常の学校生活ができるようになってきました。コロナ禍での経験は、私たちに”日常の大切さ”を改めて気づかせてくれました。このことをしっかり心にとめて油断なく日々の生活を送りたいものです。
2016年4月に発生した熊本地震から9年が経とうとしています。昨年の元旦には、能登半島地震が発生し、最近では、先月28日に、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震が発生し甚大な被害が出ています。また、山火事が日本国内でも頻発し大きな被害が出ています。世界中で地震等の自然災害が発生しており、自然災害の怖さと日ごろの備えの大切さを強く感じています。
熊本地震のとき、熊本県では「創造的復興」という言葉が使われ、元に戻すだけでなく更により良いものに造り替えていくことが提唱されました。昨年度から本校でもこれに倣い、「コロナ禍からの創造的復興」と称して、学校の様々な活動・取組をコロナ禍前に戻すだけでなく更に充実した学校生活となるようみんなで知恵を出し合い創造力を発揮して取り組んでいるところです。本年度も引き続きこのような気持ちで学校の教育活動を進めていきたいと思っています。
さらに、凡事徹底、特にあいさつの励行と掃除の徹底に力を入れ、文徳生としてのマナーアップ、そしてセンスアップ(品性を高める)につなげていきたいと思っています。あいさつが響き渡り、掃除の行き届いた心地の良い環境で、「失敗を恐れず、各自の可能性を信じて、前向きにどうすればできるようになるかを考え、積極的に挑戦し、感動を得る。」そんな1年になることを願っています。みんなで”粘り強くやり抜き”ましょう。