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2024年08月の記事

2024年8月23日

生徒および保護者の方々へ 校長室から8

2024.8.23

 夏休みもいよいよ終わりを迎えます。連日暑い日が続いていますが、次々と台風が発生しており、今、台風10号が北上し日本列島に近づいています。台風シーズンの到来となっており、大きな被害がでないことを祈るばかりです。

 この夏休みには、高校は学校見学ツアーを実施しており、多くの中学生や保護者の方に参加いただいています。7月27日には中学校のオープンスクールを開催し、文徳中の生徒が主体となって運営し、保護者の方にも手伝っていただき、授業体験や行事等の紹介、施設見学等を行いました。参加いただきました皆様、ご協力いただきました皆様に心から感謝いたします。本校のことを少しでもご理解いただきましたなら幸いです。

 部活動では、空手道部が、九州大会少年女子個人組手で2位となっています。吹奏楽部は、7月25日の県吹奏楽コンクールで銀賞を受賞しました。ソフトテニス部は、1年生大会の男子個人戦で優勝、第3位となり、硬式テニス部は、1年生男子ダブルスで準優勝となっています。8月に入り、1・2年生は部活動等、3年生は進路実現に向け課外や就職希望者の直前指導等に取り組んでいるところです。

 さて、7月26日にパリ・オリンピック2024の開会式が行われ、雨の中、パリ市街を活用した工夫あふれる開会式となりました。日本と7時間の時差がありテレビで見るのもライブ放送では厳しいところもありましたが、7月27日の早朝に開会式の最後を飾る気球のような形をした聖火台への点火の様子を見ることができました。8月11日まで熱戦が繰り広げられ、日本代表の選手だけでなく、また勝敗に関係なく各競技で活躍する選手の姿に勇気と元気をもらいました。優勝が期待される中、敗戦となり涙する姿や、最後の最後に大逆転をして金メダルとなった姿等、印象に残るシーンがたくさんありました。いずれの競技のおいても最後まで諦めず、懸命に取り組んでいる姿は輝いて見え、素晴らしいと思いました。オリンピックは、勝つことではなく参加することに意義があり、それまでの努力の過程が大事であると言われます。「近代オリンピックの父」と呼ばれるクーベルタンは「人生にとって大切なことは成功することではなく努力すること」という趣旨のスピーチを行ったと言われています。男子柔道で2連覇した阿部一二三選手は、「努力は天才を超える」という座右の銘を挙げ、「努力は裏切らない」と語り、スケートボードのストリートで2連覇した堀米雄斗選手は、「1%の可能性を最後まで信じた」と語り、大逆転を振り返っておられました。8月28日には、パリ・パラリンピックが開幕します。

参加される選手の活躍を楽しみにしています。コロナの影響で1年開催が延期された東京オリンピックから3年が経ち、新しい趣向で開催されたパリ・オリンピックも無事に終わりました。4年後、2028年にはアメリカ ロサンゼルスで開催されます。ロサンゼルス・オリンピックでは、野球が再び復活するそうです。

 世界に目を向けると紛争や軍事侵攻等あり多くの犠牲が生じていますが、世界の人々が文化・国籍など様々な差異を超え、笑顔で交流するオリンピックに象徴されるような「平和でよりよい世界」が実現することを切に願っています。私たち一人一人が、平和について関心を持ち、真剣に考えていく必要があると思っています。

 8月26日は、2学期の始業式です。生徒諸君の姿を楽しみに学校で待っています。