学校法人 文徳学園 文徳高等学校・文徳中学校

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2023年10月の記事

2023年10月5日

生徒および保護者の方々へ 校長室から10月

2023.10.4

 10月に入り、朝夕は気温も下がり過ごしやすい気候となりました。田んぼのイネも稲穂がたれ実りの秋本番となっています。気象庁は10月2日、9月の日本の平均気温が平年比プラス2.66度となり、1898年の統計開始以降で最も高かったと発表しました。7、8月に続き3か月連続で過去最高となっており暑い日が続きました。心配していました台風の発生については、9月は2個で過去最少だったとの報道もあっています。9月30日に発生した台風14号は、沖縄の南を西へ進んでいます。10月もまだ台風発生シーズンとなっており、もうしばらく注意が必要だと思っています。
 また、9月は、新型コロナとインフルエンザの同時流行が叫ばれ、本校でも9月の前半に感染者の増加がみられ心配しましたが、県下の状況と同様に収束の兆しが見えてきました。新型コロナワクチン接種については、「令和5年秋開始接種」の期間中(令和5年9月20日~令和6年3月31日)、生後6か月以上の初回接種を完了したすべての希望する人は、対象年齢によって開始時期が異なっていますがオミクロン株XBB.1.5対応1価のワクチンを一人1回、接種ができます。初回接種は9月20日以降も引き続き接種が受けられるそうです。新型コロナワクチン接種は無料、インフルエンザワクチンは有料ですが、今後、同時流行も予想され、感染症への備えをしっかりと取っていく必要があります。
 さて、9月30日(土)の午後から文徳会のスポーツ大会が開催されました。保護者の方と教職員合わせて150人を超える参加者がありました。5年ぶりの開催で心配しましたが、参加いただいた皆さんは、ミニバレーで汗を流し、各チーム大変な盛り上がりで、楽しく充実した時間となり、スポーツ大会の所期の目的を果たせたのではないかと思っています。1チーム当たり4~5試合を行うことができました。大会までの準備と当日の運営を担っていただきました文徳会保体委員の皆様、参加いただきました文徳会の皆様に心から感謝申し上げます。次年度の開催を楽しみにしています。
 9月29日には高校の前学期期末考査、中学校の2学期中間考査が終わりました。10月2日から高校は後学期が始まりました。学校行事では、10月7日に中学校のスポーツフェスタ2023を崇城大学ソフトボール球場で、10月11日に高校のスポーツ大会(クラスマッチ)を学年ごとに県立総合体育館、崇城大学体育館、本校体育館と会場を変えて実施します。10月18日には高校の2学年保護者会(午後)、10月25日には高校の1学年保護者会(午後)を開催予定です。11月1日には、芸術鑑賞を熊本市民会館で開催し、11月2日から3日(文化の日)に本校の文化祭を開催し、11月3日には5年ぶりに一般公開を予定しています。生徒会を中心にクラス企画、部活動企画、委員会企画、有志企画等の準備を進めています。各部活動の新人戦が始まっており、10月1日には弓道部が女子団体で準優勝し、11月の九州大会と翌年3月の西日本大会出場を決めています。大会も本格的に始まり生徒諸君の活躍を楽しみにしているところです。部活動、学校行事ともに文徳生が一丸となって最後までやり抜き、充実した時間となることを願っています。
 最後に、10月2日に今年のノーベル生理学・医学賞が発表され、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)を抑えるのにmRNAワクチン開発で貢献したペンシルベニア大学のカタリン・カリコ氏と同じくドリュー・ワイスマン氏が受賞されました。基礎研究が実り、mRNAワクチン開発という道を拓き、今後、ガンの治療などへの応用が期待されています。ワイスマン氏は、インタビューで「決して諦めずに取り組み続け、いまがあると思います」と話し、若い世代が科学を学ぶことの意味について問われると、「社会が前に進むためには科学が必要です。わたしたちは子どもや孫、すべての人たちに、科学こそが世界を進展させるものだと伝える必要がある」と強調されていたと報道があっていました。
 何事も諦めずに信念をもって取り組み続けることが道を拓くことになります。高校3年生は、就職試験が本格的に始まり、上級学校の入学試験も始まっています。第一志望への内定、合格を目指し、最後までしっかりやり切ってください。