文徳学園についてトップページ » 校長あいさつ » blog 校長室より
2023年5月10日
生徒および保護者の方々へ 校長室から5月
2023.5.10
ようやく体育大会がグラウンドで実施できました。4月29日が雨で翌30日に順延しましたが、思った以上に雨が降り、早朝からグランドコンディションを見ながら整備を進め、1時間遅れの10時開会となりました。プログラムもトラック競技から開始し、午後にフィールドでの団体演技に組み直しての実施でした。開会式では、やっとこの日を迎えることができたというこみ上げるものがありました。あいさつでは「今置かれている環境で『何をなすべきか、何ができるか』考え、みんなで体育大会の成功に向け心を一つにして、一人一人が行動しよう。競技や演技をしている人の一生懸命さ、みんなで盛り上げようとする気持ちがあればきっと見ている人に伝わる」と話しました。グランドはぬかるむところも一部あったり、午後からは日も照り暑くなったりするなど、厳しい環境もありましたが、生徒諸君一人一人が今置かれている環境で「何をなすべきか、何ができるか」を考えて本当によく行動してくれました。応援団を中心にスタンドを盛り上げようとしている姿も多く見られました。文徳高校と中学校の生徒の”底力”を見た思いがしました。スタンドには、多くの保護者の皆様等の姿があり、最後までご声援をいただきありがとうございました。皆さんのおかげで体育大会も成功裏に終えることができました。心から感謝いたします。
また、硬式野球部は、4月22日から開催された第152回九州地区高校野球大会に出場し、全国選抜大会ベスト16の沖縄尚学に勝利しベスト8でした。5月1日から開催された第52回 RKK旗争奪選抜高等学校野球大会では、29年ぶり3回目の優勝を果たしています。5月27日からは高校総体の先行実施の競技が始まります。生徒諸君の活躍を楽しみにしています。
さて、新型コロナウイルス感染症については、5月5日に県のリスクレベルは「レベル1 感染小康期」、感染傾向は「緩やかな増加傾向」と発表されました。5月8日には、予定どおり新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、「新型インフルエンザ等感染症」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類感染症」に移行しました。熊本県では、引き続き、場面に合わせた感染対策の実施及び救急医療の使い方の確認などの感染に備えた準備を呼びかけておられます。感染対策は、季節性インフルエンザ等と同様に、個人の判断で行うことになりますが、周囲の方の重症化リスクや混雑状況、疾病の流行状況等も考慮した判断が求められています。
新型コロナウイルス感染症への対応が新たな段階に移っていますが、すでに感染流行の第9波の到来がささやかれています。科学的根拠に基づく正しい情報をもとに、場面に応じて、私たち一人一人が「今何を為すべきか」をしっかりと考え実践していく必要があります。濃厚接触者の特定も行われなくなり、学校での出席停止期間も発症翌日から5日間かつ症状が軽快して24時間後とされています。発症翌日から10日間は、ウイルスが体内に残っている可能性があり、マスクの着用が推奨されています。学校では、今後も教室等の換気、手指の消毒等は、継続して行います。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
令和5年度も1か月が過ぎました。体育大会も念願のグラウンドでの実施ができましたが、これから円滑に日常生活への移行を行い、みんなで校歌を歌い盛り上げていきたいと思っています。何事も、「凡事徹底」を基本に、「前向きに考え、努力をして、積極的に挑戦し、感動を得る。」そんな1年になるようみんなで”やり抜き”ましょう。