学校法人 文徳学園 文徳高等学校・文徳中学校

blog 校長室より

文徳学園についてトップページ » 校長あいさつ » blog 校長室より

2022年10月の記事

2022年10月12日

生徒および保護者の方々へ 校長室より10月

2022.10.12

  9月は台風接近の月となりました。9月14日に発生した台風14号は、最大瞬間風速が70m/sほどの勢力を保ち、九州・熊本を直撃するような予報が出ていましたので大変心配しましたが、9月18日に鹿児島に上陸し予想より進路が東にわずかにそれ本県では大きな被害となりませんでした。ただ、九州山脈の東側では大雨となり大きな被害が出ています。本校では体育館への登校坂と2号館裏の大きな松の枝が折れた程度で校舎等には大きな被害がありませんでした。台風通過後は台風一過となり秋の到来を思わせる気候となりました。10月に入り、一層気温も下がり秋本番となっています。北海道では、初霜、初氷の報道もあっています。

 9月16日には、地震と火災を想定した防災避難訓練を行いました。昨年同様、コロナ禍にあり、全員で一斉に避難することは実施できませんでしたが、一斉放送による地震発生時の初期対応を各クラスで行い、避難時の心構えと、避難経路について確認をしました。最近は、台風の発生も少なくなっていますが、今後も大雨・地震等、自然災害への危機意識を持ち、災害への備えをしっかりと取っていきたいと思います。10月4日には、全国瞬時警報システム(Jアラート)による弾道ミサイル情報が配信されました。日本周辺でも平和の維持に対する緊張感が高まっているのを強く感じます。

 コロナ禍にありますが、10月7日には、熊本県リスクレベルがレベル1に引き下げられました。新型コロナウイルスの「第7波」もようやく収束の兆しが見えてきました。日本だけでなく世界中で、感染防止と社会経済活動の両立をどのように図っていくのか、大きな課題となっていますが、10月11日からは国外からの入国者の上限が撤廃され、政府が実施する全国を対象とした観光需要喚起策である全国旅行支援も開始されました。次の「第8波」の到来を防ぐため、従来のワクチンに替わってオミクロン株対応2価ワクチンの接種も始まっています。今後の変異株に対しても有効である可能性がより高いと期待されており、オミクロン株に対して従来型ワクチンを上回る重症化予防効果があるとともに、感染予防効果や発症予防効果も期待されています。接種対象者は、初回接種(1・2回目接種)が完了した人で、モデルナのワクチンは18歳以上、ファイザーのワクチンは12歳以上で、最終の接種から5か月以上経過した方(3~5回目接種の方)となっています。本県でも10月12日から令和5年1月末までグランメッセ熊本で集団接種が開始されます。インフルエンザの流行も心配されており、こちらも10月から予防接種が始まっており、今後流行が予想される感染症への備えをしっかりと取っていく必要があります。今後も油断なく、一人一人の毎日の健康観察、感染防止のために求められている「新しい生活様式」の実践等、徹底することが大切です。マスクの着用等話題になっていますが、最新の科学的知見に基づく対応となることが重要であり、自分自身に必要な対策を自ら考えて実践していくことが求められています。

 さて、10月に入り気候もよくなり部活動の大会も本格化しています。先日は、硬式野球部が熊本県大会で準優勝となりました。10月22日から沖縄県で開催されます春の全国選抜大会の選考を兼ねた九州地区大会に出場します。空手道部は、女子団体組手(5人制)と女子個人形で優勝し全国選抜大会の出場権を得ています。男子団体組手(3人制)優勝、女子個人組手も各階級で優勝や2位に入り九州大会の出場権を得たほか、多くが上位入賞しています。硬式テニスの男子団体も3位となり九州大会の出場権を得ています。各部の活躍は大変うれしいものですが、生徒諸君がそれぞれの競技を始めたときの思いを大切にし、次の大会も楽しんで挑んでもらえると更にうれしく思います。生徒諸君の笑顔あふれる活躍を願っています。学校行事では、10月12日に高校のスポーツ大会(クラスマッチ)を県立総合体育館、崇城大学体育館、本校体育館と、学年ごとに会場を変えて実施しました。30日には、文化祭を実施します。生徒会が中心となって感染防止しに努めながら、終日の開催をめざして計画を進めています。文徳生が一丸となって成功に向け取り組んでくれることを期待しています。