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2022年4月15日
生徒および保護者の方々へ 校長室より4月号
2022.4.13
いよいよ令和4年度の新学期が始まりました。校庭のサクラもすっかり葉桜となり、木々の若葉の緑が映え、新緑の季節を迎えています。
本校では、4月7日に新任式・始業式、翌8日の10時から高校、14時から中学校の入学式を行いました。卒業生を送り出し寂しい思いをしていましたが、多くの新入生を迎え賑やかな日々が戻りました。4月11日には、対面式・部活動紹介等行い、新年度の新たなスタートを切ったところです。コロナ禍にありますが、来る4月29日には、体育大会を無観客で開催する予定にしています。
今、ニュースのトップは、ウクライナへのロシアの軍事侵攻による凄惨な状況の報道となっています。2月24日から続く軍事侵攻によって、子供や多くの一般市民が犠牲となっており、戦争の残虐さと平和の大切さを痛感しています。一日も早い停戦とウクライナの人々に平穏な日常が戻ることを願っています。世界の平和のために私たちに何ができるのか、深く考えさせられます。あるテレビ番組で「世界の平和というけど、まずは自分の周りに目を向け、一番側にいる人をきちんと愛することから始めることだ」と言うようなコメントが紹介されていました。「一番側にいる人をきちんと愛すること」この積み重ねが、お互いを思いやり、違いを認め、尊重し、自分と同じように周囲の人も大切にする思いへと拡がり、世界の平和へとつながっていくことになると改めて気づかされました。
また、コロナウイルスの感染拡大も連日のように報道されています。コロナウイルスの第6波の下げ止まりから一転増加に転じている地域も多くなっています。新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型といわれるBA.2系統への置き換わりが進んでおり、第7波の到来・心配の声が出始めています。3回目のワクチン接種が進められていますが、次の4回目の接種の話もでています。3回目接種は、2回目ほど進んでおらず、若い世代の接種率の低さが指摘されています。若い世代の重症化は低い状況ですが、重症化リスクの高い人たちへの感染を防ぐ意味でもワクチン接種を含め感染防止対策を徹底する必要があります。私たちは、油断せず「密閉・密集・密接」の3密を回避し、マスクの着用、手洗い、手指の消毒など、求められる「新しい生活様式」を実践・徹底する必要があります。加えて、日ごろの各自の健康観察と管理を徹底していくことも重要です。日々、日常の当たり前を実現するには、相当の努力が必要であることを痛感しています。一人一人の自覚ある努力が日常の当たり前を実現し、授業、部活動、学校行事などを当たり前にすることができるのです。ただ、今の状況では、努力していても感染してしまう場合もあります。感染した場合は、感染が拡大しないように次の努力をすることであり、周囲の人は、感染した人の一日も早い回復を願い、お互いが温かい関係で支え合っていくことが大切であると思っています。そのような温かく、思いやりのある学校でありたいと思っています。
今年も、新型コロナウイルスによる制約の中での活動が求められますが、前向きに、私たちのできることを考えて実践し、一つ一つ課題を克服して取り組んでいきたいと思っています。「前向きに考え、努力をして、積極的に挑戦し、感動を得る。」そんな1年になることを願っています。
まずは、「凡事徹底」、あいさつと掃除に力を入れ、これまで以上にあいさつが響き渡り、掃除の行き届いた学校をめざしたいと思っています。