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2021年7月12日
生徒および保護者の方々へ 校長室から7月号
沖縄の梅雨明けとともに梅雨前線が北上してきました。静岡県では大雨による甚大な被害が出ています。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。昨年は7月4日に県南地域を中心に豪雨が襲い、甚大な被害をもたらしました。ついこの間のように思われますが1年が経っています。被災した地域の街並みは以前とは一変しており復旧・復興に向け懸命に取り組まれていますが、まだまだ多くの時間がかかりそうです。自然災害の怖さを強く感じさせられます。台風の発生も聞かれるようになり、これからは、大雨、台風等への備えが一層求められます。暑さも本格的となり、熱中症の防止、暑さ対策も忘れてはいけない時期となりました。
また、新型コロナウイルスの「第4波」がようやく収束の様子となってきました。本県では、7月9日に県独自のリスクレベルがレベル2「警戒」に引き下げられています。新型コロナウイルスの感染拡大防止の鍵となるワクチン接種は、今月中には、高齢者の接種が終了し、職域接種や64歳以下の一般の人のワクチン接種も始まりました。ワクチン接種が加速しているのを感じています。国は、希望するすべての人の接種を11月までには終了したいと発表しています。首都圏での新型コロナウイルス感染者数の増加や変異株の増加など、不安は尽きませんが、「密閉・密集・密接」の3密を回避し、マスクの着用、手指の消毒など、私たちにできる「新しい生活様式」を実践・徹底しましょう。
6月初めに高校総体・総文祭も無事に終了し、本校からも全国大会に相撲部、女子ソフトボール部、ソフトテニス男子、空手、ライフル射撃部が出場します。相撲部は7月初めの九州大会で団体準優勝でした。野球の県大会もいよいよ始まります。7月12日に軟式野球部が、7月14日には硬式野球部が初戦を迎えます。3年生にとっていよいよ最後の大会です。梅雨明けも気になりますが全力を出し切ってほしいと思っています。
6月26日には3学年、7月3日には2学年、7月10日には1学年の保護者会を崇城大学SoLAホールをお借りして実施しました。多くの保護者の皆様に参加いただきありがとうござました。4月の体育大会は実施できず、新型コロナに悩まされた1学期の始まりでしたが、生徒諸君の日々の努力、そして保護者の皆様のご理解とご協力のおかげで、なんとか、授業、部活動、学校行事など実施することができました。そして、7月17日には1学期の終業式を迎えます。ありがとうございました。東京オリンピック・パラリンピックの開催も目前に迫ってきました。日本国内をリレーされた聖火も国立競技場に近づいています。新型コロナウイルスの感染拡大で予断を許さない状況ですが無事に開催されることを願うばかりです。
さて、7月7日に、2学年の「総合的な探究の時間」の 探究活動である個人研究構想発表会があり、参観させてもらいました。各クラスごとに発表方法は違っていましたが、工夫を凝らして、生徒一人一人がテーマ設定の背景・理由、探究の手法など、研究構想を各自のタブレットを使って発表していました。これから、各自の発表した研究構想に級友等の助言が活かされ探究活動が進められていくものと思います。真剣に取り組むほど、これからの「不確実な時代」と言われる社会で求められる重要な資質・能力である「課題設定・解決力」「協働する力」などがはぐくまれるものと思います。2学年の探究活動が一層充実し、各人が掲げたテーマの探究が深まることを期待しています。次の成果発表会が楽しみになりました。コロナ禍で厳しい環境ですが、今ある環境の中で何ができるかを考え、一歩ずつ活動を進めてもらっていることに感謝しています。